カードローンや消費者金融の審査に通らずにお金が借りられない場合、何か別の方法を探す中で「携帯を担保にお金を借りられないか?」と思った人もいるはずです。確かに価値のあるものを担保にすればお金を借りることも十分にできそうな気がします。
しかし、携帯を担保にお金を借りることは本当にできるのでしょうか。もし仮にできたとして、その方法は合法なものなのか、利用後にトラブルに巻き込まれないかなども含めて検討しなければならないでしょう。
そこで今回は携帯を担保にお金を借りる方法について解説していきます。携帯を担保にしてお金を借りることができるのか、気になる方は参考にしてみてください。
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質屋に携帯を担保にしてお金を借りるのは可能

携帯を担保にお金を借りる方法として唯一挙げられるのが「質屋」です。
質屋に携帯を預けてお金を借りて、返済することで預けた携帯が戻ってくるという仕組みになっています。
では、質屋に携帯を担保にしてお金を借りる方法について以下の5つの項目から詳しくみていきましょう。
- お金を借りても利息がかかるわけではない
- 質屋なら返済しなくても品物を手放すだけで済む
- スマホは需要が高い品物なのでまとまったお金になる
- スマホを質屋に付けるときの準備
- 質屋に携帯を担保にしてお金を借りるといくらになる?
携帯を担保にお金を借りたい人は参考にしてみてください。
お金を借りても利息がかかるわけではない
質屋で携帯を担保にしてお金を借りる場合、借りた元金のみを返済するだけで預けた携帯は戻ってくるため、実質的に利息は発生しません。消費者金融やカードローンだと短い期間の借入でも利息が発生するため、借りた元金以上の返済が必要になります。
質屋であれば利息がかからない中でお金を借りることができるので、返済に困ることもないでしょう。借りたお金と同じ金額を返せば預けた携帯を返してもらえるため、とても分かりやすいシステムと言えるでしょう。
利息なしでお金を借りたいと思っている方は、質屋に携帯を預けてお金を借りるのがおすすめです。
質屋なら返済しなくても品物を手放すだけで済む

質屋に品物を預けてお金を借りると、返済期限までに借りたお金を返さなければなりません。もし返さなかった場合、預けた品物の所有権が質屋に移るため、携帯を担保にお金を借りていた場合、携帯を失うことになります。
もちろん携帯を失うのは痛いのですが、逆に考えれば借りたお金を返済しなかったとしても、品物を手放すだけで済むという捉え方も可能です。返済の当てが外れて計画通りに返済ができなかったとしても、裁判に発展したり、取り立てに合ったりするわけではありません。
携帯を手放すということに納得さえできていれば、リスクの少ない借入方法とも捉えることができるでしょう。当然ながら借りたお金を返すのがベストではありますが、状況によって返済が難しいケースもあります。
質屋で借りたお金の返済を期限内に行うのが難しい場合には、預けた品物を手放すという選択をするのも頭に入れておくといいでしょう。
スマホは需要が高い品物なのでまとまったお金になる

スマホを質屋に預けてどれぐらいのお金が借りられるのか気になる方も多いと思いますが、スマホ自体は中古市場でも需要の高い製品なのでまとまったお金を借りることができます。特に人気の高い新しいモデルのiPhoneであれば十分な借り入れができるでしょう。
しかし、人気の低いモデルや端末価格が元から安いモデル、状態の悪い端末などは価値が低いため、それに従って借入できる金額も低くなるでしょう。ハイスペックな人気モデルのスマホを持っている方であれば、まとまったお金が手に入ります。
スマホを質屋に付けるときの準備
スマホを質屋に預ける際にはいくつかの準備が必要です。
1つ目は「アクティベーションロックの解除」で、質屋に預ける時にはアクティベーションロックの解除していないと利用できなくなります。アクティベーションロックは端末紛失時に第三者が操作できないようにするシステムで、これをONにしたまま質屋に預けると利用者の都合でスマホの操作ができなくなる恐れがあります。
そのため、遠隔での操作ができないよう事前にアクティベーションロックを解除しなければなりません。
2つ目は「スマホの状態を確認しておく」ということです。スマホの状態は借入金額を大きく左右します。画面の割れや端末の傷が入ったスマホは価値が低くなるため、借入できる金額も少なくなるでしょう。
このような準備を事前に行なった上で質屋に携帯を持ち込んでください。
質屋に携帯を担保にしてお金を借りるといくらになる?

質屋によって金額は異なりますが、一般的には携帯の種類や状態、市場価格によって金額が決まります。また、担保となる携帯がスマートフォンである場合、その機種の人気度や新旧によっても金額が変わります。
例えば、最新機種のスマートフォンであれば、質屋での担保価値は高くなる傾向があります。また、損傷や状態が悪い場合、評価額が下がる可能性があります。
目安としてiPhoneシリーズを質屋に出した場合に借りられるお金は以下のようになります。
iPhoneシリーズ | 借入金額の目安 |
---|---|
iPhone 14ProMAX | 90,000円~130,000円 |
iPhone 14Pro | 80,000円~140,000円 |
iPhone 14 Plus | 65,000円~105,000円 |
iPhone 14 | 60,000円~100,000円 |
iPhone 13ProMAX | 70,000円~130,000円 |
iPhone 13Pro | 60,000円~110,000円 |
iPhone 13 | 50,000円~70,000円 |
iPhone 13mini | 45,000円~60,000円 |
iPhone SE(第三世代) | 20,000円~35,000円 |
携帯を担保にお金を借りるのが良くない理由

携帯を担保にお金を借りるのがよくない理由としては以下の3点が挙げられます。
- 犯罪に巻き込まれる可能性がある
- 詐欺被害に遭ってお金が借りられない
- 闇金を利用してしまい法外な利息が請求される
では、1つずつ詳しくみていきましょう。
犯罪に巻き込まれる可能性がある
携帯電話を担保にお金を借りることは、非常に危険な行為で取引に関わることで犯罪に巻き込まれる可能性があります。
携帯を担保にお金を借りる行為は、貸金業法によって禁止されています。このため、担保にした携帯が盗難にあった場合、違法な取引と疑われ、警察に立ち入り調査を受ける可能性があります。
借金の返済ができなかった場合、借金取りによる嫌がらせや脅迫、暴力行為に巻き込まれる可能性もあります。
さらに、携帯を担保にお金を貸してくれる業者は、高額な利息や手数料を取ることがあります。このため、返済が遅れた場合には、返済額が膨らむことになります。
また、業者が違法な取り立てを行った場合には、被害者は救済を受けることができますが、自分が違法な行為に巻き込まれるリスクがあるということを覚えておく必要があります。
担保にした携帯電話を詐欺などに悪用される可能性も考えられますし、自分の携帯電話は第三者に預けるリスクを考えると、お金を借りるよりもはるかに大きいリスクが生じます。
携帯を担保にお金を借りることは、違法であり、犯罪に巻き込まれるリスクが高い行為なので絶対にしないでください。
詐欺被害に遭ってお金が借りられない

携帯を担保にお金を借りることは、一見して現金を手に入れるために有効な手段のように思えますが、そのような方法は詐欺被害に遭う可能性があるため注意が必要です。
携帯を担保にお金を借りる際、貸し手が詐欺師である場合があり、高額な手数料や違法な金利を請求することがあります。
返済ができなくなった場合には、担保となった携帯を自ら持ち去ってしまうこともあります。その結果、お金を借りたことによって携帯を失ってしまう可能性があります。
また、携帯を担保にお金を貸すという話を持ちかけて、実際に携帯を送ったらそのまま音信不通になるというケースも考えられます。携帯は盗まれお金も借りられないという最悪の事態に発展するので、携帯を担保にお金が借りられるという誘いには乗らないようにしてください。
闇金を利用してしまい法外な利息が請求される
携帯電話を担保にお金を借りることは、簡単に現金を手に入れる方法として魅力的に見えますが、闇金融業者に悪用される可能性が高いため非常に危険です。
闇金業者からお金を借りると、法外な利息が請求されて利息が高額になることがあります。利息を払えなくなると、追加の費用が請求されることもあるため借金がどんどん膨らんでいきます。
さらに、取り立ての際に脅迫など威圧的・暴力的な行為をすることがあり、支払いができない場合は暴力や暴力行為に訴えることもあります。違法な金利を払わなければならず長期的な負債のために経済的な余裕がなくなり、生活を立て直すことも難しくなってしまうでしょう。
携帯を担保にお金を貸す行為自体が法律に違反したものなので、そういった誘いをしてくる業者はほぼ間違いなく、悪質な業者の可能性が高いです。詐欺業者から闇金業者の被害に遭わないためにも携帯を担保にお金を借りるのは控えてください。
やってはいけない携帯を担保にお金を借りる方法

携帯を担保にお金を借りる方法でやってはいけないものをまとめていきます。
以下のような方法については絶対にやってはいけません。
- 闇金に携帯を預けてお金を借りる
- 携帯番号の名義貸しや携帯番号を売買する
- 個人間融資で携帯を担保にお金を借りる
- 赤ロムのスマホを質屋に預ける
- 白ロム端末を転売して現金を調達する
携帯を担保にしてお金を借りられたとしても、メリットよりもリスクが大きくなるので絶対にしないでください。
闇金に携帯を預けてお金を借りる
闇金は法律に基づいた金融業者とは異なり、高金利や違法な取り立て方法などで消費者を翻弄する存在です。そのため、金銭トラブルに陥った際に、闇金からお金を借りようとする人がいるかもしれませんが、それは絶対にやめるべきです。
闇金に携帯を預けることは、違法な取り立てに加担することになるだけでなく、違法行為に利用される可能性が高くなります。また、闇金は取り立てに際して、借入者やその家族、友人にまで迷惑をかけることがあるため、身内の携帯を預けることは絶対に避けるべきです。
闇金に関する問題は、借金をしただけでなく、その後の取り立て問題で犯罪に巻き込まれることもあります。加えて、借金の返済期限が来た際には、法的措置を取ることもできなくなるため、自らが進んで闇金に関わることは、大きなリスクを伴うことを理解する必要があります。
預けた携帯電話を元に個人情報が悪用されるリスクも考えられます。個人情報が悪質な業者に売られたり、不正利用被害の原因になったりするため、闇金に携帯を預けてお金を借りるのはやってはいけません。
携帯番号の名義貸しや携帯番号を売買する

携帯番号は個人を特定する情報の一つであり、その番号を不正に利用されると被害が大きいです。中でも、携帯番号の名義貸しや売買は、金銭を絡めた悪質な犯罪行為が行われることがあるため、厳重に注意が必要です。
携帯番号の名義貸しは、身近な人に自分の携帯番号を貸し、代わりにお金をもらう行為のことを指しますが、このような行為は返済が滞ると貸した人に迷惑がかかるだけでなく、利用者側にも違法行為に巻き込まれる可能性があります。
また、携帯番号を売買する行為も厳禁です。携帯番号は、個人情報保護法で個人情報に該当するため、売買によって得た情報を不正に利用される可能性があります。
例えば、売買された番号が不良債権回収業者などに渡され、取り立てなどの迷惑行為を受けることもあります。
いくら換金が可能だからといって携帯番号の名義や携帯番号を売買すると、得られる金銭的なメリット以上のデメリットが生じるので、他の方法で現金を調達するようにしてください。
個人間融資で携帯を担保にお金を借りる

個人間融資は、銀行や消費者金融などの正規の金融機関に比べて手軽であり、急な出費の際に利用する人も少なくありません。
しかし、SNSなどを通じた個人間融資には注意が必要です。中でも、携帯電話を担保にお金を借りることは絶対に避けるべきです。
携帯電話を担保にすることで、貸し手側は貸し倒れのリスクが減り、貸し借りがスムーズに進むことが期待できます。しかし、借り手側にとっては、携帯電話が利用できなくなるリスクがあり、返済できなくなった場合には携帯電話を失うことにもつながります。
さらに、携帯電話を担保にする場合、借り手の個人情報が貸し手に漏れる危険性もあります。身分証明書や住所、銀行口座など、重要な情報を知られることで、借り手のプライバシーや安全が脅かされる可能性があるため、取引自体が危険です。
赤ロムのスマホを質屋に預ける
赤ロムとは、正規販売店で購入されたわけではないスマホのことを指します。中古品や海外製品、さらには盗品なども含まれます。このようなスマホは価格が安く、手軽に入手できるため、質屋に預けるという人もいるかもしれませんが、それは危険な行為です。
赤ロムのスマホを質屋に預けると、そのスマホが盗品であった場合には、所有者の特定がつき、法的に問題になる可能性があります。また、スマホの修理代金や交換代金を支払わなければならない場合には、質屋がスマホを処分してしまうこともあるため、スマホが戻ってこない可能性もあります。
さらに、質屋に預けたスマホが盗まれたものであった場合、所有者であるあなたが犯罪者として扱われる可能性があります。また、盗まれたスマホが、あなたの知らないところで犯罪に使用されることも考えられます。
白ロム端末を転売して現金を調達する
白ロム端末とは、SIMロックフリーの端末のことであり、通信キャリアから販売された端末とは異なります。近年では、SIMフリー端末の需要が高まっており、白ロム端末の市場も拡大しています。しかし、白ロム端末を転売して現金を調達することは、法律に違反する行為です。」
白ロム端末を転売すること自体は合法であり、個人での売買や中古品店での取引も認められています。しかし、端末を多数購入して転売する場合は、法律で規制されています。法律によると、個人が有償で購入した商品を多数買い占め、転売することは「古物営業法」に抵触する可能性があるため注意が必要です。
また、白ロム端末を転売して現金を調達する行為は、詐欺や不正行為に利用される可能性もあります。闇市場での転売や、不正な端末解除などが行われることもありますし、これらの行為に関わることは法律に違反するだけでなく、多大な被害をもたらすこともあります。
そのため、白ロム端末を転売する場合は、法律に基づいた正当な手続きを行い違法性のない方法で行う必要があります。。また、現金を調達するために違法行為をしてしまうと、多大な損害をもたらすことになるため、絶対に行わないように注意しましょう。
スマホのキャリア決済を使えば現金がなくても買い物できる

スマホのキャリア決済はスマートフォンや携帯電話のキャリア(通信事業者)を介して決済を行うシステムで、現金を持っていなくても後払いでお買い物ができます。
利用者は自分のキャリア決済に登録されたクレジットカードや銀行口座などから支払いを行うことができ、その利便性から多くのユーザーに利用されているのですが、中にはキャリア決済を利用した現金化を行う人もいます。
キャリア決済の現金化とはどのようなものなのか、現金化を行うリスクやデメリットなどをきちんと把握しておきましょう。
キャリア決済の現金化は利用規約に反する

キャリア決済を利用して現金化をしようとする行為は利用規約に反しているため、利用は推奨されません。
キャリア決済の現金化は、サービス提供会社が提供する利用規約に違反する行為であるため、利用者が現金化を行った場合、アカウント停止や訴訟などの法的措置が取られる可能性があります。
キャリア決済の利用規約には、現金化行為を禁止する条項が明記されている場合が多いです。例えば、ドコモの場合は「キャリア決済の利用は、自己の利用目的のために行うものであり、第三者に譲渡・売買・貸与・譲渡差し止め等はできません。」という文言が含まれています。
キャリア決済の現金化は、短期的な現金調達の手段として誘惑されることがありますが、そのリスクを十分に理解して行うことは非常に危険です。キャリア決済の利用規約を遵守し、健全な取引を行うことが大切です。
キャリア決済の現金化は換金率が低い
最近ではキャリア決済を利用して現金を換金する行為が問題視されており、その理由の一つが換金率が非常に低いことです。
キャリア決済の現金化は換金率が低く、手数料が高いため、損をすることがほとんどです。換金率は、キャリア決済によって入金された金額に対して、実際に受け取れる現金の金額です。
一般的には、換金率は約6割程度であり、現金化するために手数料がかかることが多いため、本来の金額よりも大幅に減ってしまいます。
また、キャリア決済の現金化を行う場合、その手数料が高額になることもあります。手数料は現金化する会社によって異なりますが、一般的には5~10%程度が相場です。
例えば、10万円をキャリア決済で受け取った場合、最大で1万円程度の手数料がかかることになります。そのため、現金化すると本来受け取れる金額よりも減ってしまうのです。
キャリア決済の現金化は、その手数料が高額で、換金率が低く、利益が得られないため、行うことはおすすめできません。
手数料の高さを考えると、金融機関のキャッシングやカードローン、または信販会社などの金利の方が安く収まる可能性が高いので、そちらのサービスを利用するのがおすすめです。
携帯を担保にお金を借りる方法に関するよくある質問

携帯を担保にお金を借りる方法に関するよくある質問をまとめました。
ここまでの内容で気になる部分があった人は参考にしてみてください。