おまとめローンおすすめ15選!決定版はここ

おまとめローンおすすめ15選! 借入

読者の皆さんにおすすめのおまとめローンの最適な選択肢の見つけ方を解説しています。

銀行や消費者金融ごとにおまとめローンの内容やサービスが異なりますし、借入れ限度額や返済方式など違いがあります。今回紹介するおまとめローンをすべて表にして比較してみました。

返済期間や総量規制の対象の有無か否かも掲載した表になります。

おまとめローン金利限度額総量規制以上の借入返済期間返済回数返済方式
プロミスのおまとめローン6.3~17.8%1~300万円OK最長10年最大120回元利定額返済方式
レイクALSAのアルサdeおまとめ6.0~17.5%1~500万円OK最長10年最大120回元利定額返済方式
アイフルのおまとめMAX3.0~17.5%1~800万円OK最長10年最大120回元金定額返済方式
SMBCモビット 3.0~18.0%最大500万円OK最長13年4ヵ月最大160回元利定額返済方式
アコム借換え専用ローン 7.7~18.0%1~300万円OK最長13年7ヵ月最大146回元利均等返済方式
中央リテール10.95〜13.0%1~500万円できない最長10年最大120回元利均等方式
ノーローンのおまとめローンかりかエール 12.0~18.0%10~400万円OK最長8年間最大96回元利均等方式
楽天銀行スーパーローン1.9〜14.5%10〜800万円OK1年ごとに自動更新残高スライドリボルビング返済方式D
ろうきんのおまとめローンアシスト500 5.0%最大500万円OK最長10年最大120回元利均等毎月返済、元利均等加算併用返済
信用金庫のおまとめローン「リンク」 7.0〜11.0%最大500万円OK3ヵ月以上10年以内最大120回元利均等返済、元金均等返済
東京スター銀行のスターワン乗り換えローン9.8〜14.6%30~1,000万円OK最長10年最大120回元利均等月賦返済
三井住友銀行カードローン1.5~14.5%10〜800万円できない1年ごとに自動更新残高スライド型元利定額返済方式
auじぶん銀行カードローンの借り換えコース 1.48~17.5%10〜800万円できない1年ごとに自動更新残高スライドリボルビング方式
みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0%10万円~800万円できない最長10年残高スライド方式
JCB CARD 借り入れローン4.4%~12.5%10万円~800万円 できない約12年145回残高スライド型元利定額返済、元利定額返済方式、ボーナス併用払い

この記事を読めば、ご自身にとって正しい決断をするための知識と自信が身につくでしょう。それでは、あなたに最適なおまとめローンは何なのか、最後までお読み頂きお役立て下さい。

  1. おまとめローンにおすすめの消費者金融を徹底比較
    1. プロミスのおまとめローン最短10秒審査
    2. レイクALSAのアルサdeおまとめはおまとめ専用ローン
    3. アイフルの「おまとめMAX」と「かりかえMAX」
    4. SMBCモビットはWEB完結なら電話連絡なし
    5. アコム借換え専用ローンは借り換え特化の金融商品
    6. 中央リテールはおまとめローン専門の消費者金融
    7. ノーローンのおまとめローンかりかエールは借り換え専用
  2. おすすめのおまとめローンは低金利が魅力的な銀行系
    1. 楽天銀行スーパーローンはポイントが貰える
    2. ろうきんのおまとめローンは構成員なら低金利で利用可能
    3. 信用金庫のおまとめローン「リンク」は地域密着型
    4. 東京スター銀行のスターワン乗り換えローンはおまとめに強いネット銀行
    5. 三井住友銀行カードのカードローンはおまとめに利用可能
    6. auじぶん銀行カードローンの借り換えコース
    7. みずほ銀行カードローンは住宅ローンと併用で低金利
    8. JCB CARD 借り入れローンは少額の方におすすめ
  3. おまとめローンおすすめの選び方!失敗しない方法を解説
    1.  返済シュミレーションして借入額が減るかを確認する
      1. 1番重要なことは現在抱えている借入額の金利と比較すること
    2. 毎月の返済日がキツキツなら即日融資のおまとめローン
    3. 利息だけが増え続けて悩んでいるなら固定金利型のおまとめローン
  4. おまとめローンの審査は決して甘くない
    1. 返済能力についての話について
    2. 延滞についてのお話について
    3. 金融機関に残る延滞履歴についての話
  5. おまとめローンを利用して一本化する際の注意点
    1. これまで出来ていた借り直し・繰り返し利用が出来なくなる
    2. 安易に一本化すると、かえって総支払額が高くなる恐れも
    3. 審査通過するために収入証明証は必須!事前に用意する
  6. おまとめローンに関するよくある質問

おまとめローンにおすすめの消費者金融を徹底比較

消費者金融おまとめローン

消費者金融おまとめローンのおすすめは下記のとおりです。

おまとめローンに最適な金融商品を1つずつ解説していきます。

プロミスのおまとめローン最短10秒審査

プロミス

プロミスは、最短で10秒という審査のスピードが魅力です。

総量規制対象外のため、年収以上の借入にも対応してもらえますし、自社商品の借入でもおまとめができます。そして、利用の際に他社を解約しなくてもOKです。

金利6.3~17.8%
限度額1~300万円
総量規制以上の借入
OK
返済期間最長10年
返済回数最大120回
返済方式元利定額返済方式

レイクALSAのアルサdeおまとめはおまとめ専用ローン

レイクALSA

レイクALSAにはおまとめ専用のローンがあります。総量規制の対象外のため、年収以上の借入にも対応可能で、最短即日で審査が受けられますので、スピード重視の方にもおすすめです。

サービス名レイクALSAのアルサdeおまとめ
金利6.0~17.5%
限度額1~500万円
総量規制以上の借入
OK
返済期間最長10年
返済回数最大120回
返済方式元利定額返済方式

アイフルの「おまとめMAX」と「かりかえMAX」

アイフル

アイフルのおまとめローンは2種類あります。

ショッピングリボも一本化の対象になっているため、リボ払いで悩んでいる方も利用できます。アイフルは独自審査が可能で利用しやすいのも特徴のひとつです。

サービス名アイフルのおまとめMAX
金利3.0~17.5%
限度額1~800万円
総量規制以上の借入
OK
返済期間最長10年
返済回数最大120回
返済方式元金定額返済方式

SMBCモビットはWEB完結なら電話連絡なし

SMBCモビット

SMBCモビットのおまとめローンは、2022年2月28日からスタートした新しいサービスです。Tポイントがたまるのが特徴で、総量規制の対象外のため年収の1/3以上の借入も可能です。

サービス名SMBCモビット
金利3.0~18.0%
限度額最大500万円
総量規制以上の借入
OK
返済期間最長13年4ヵ月
返済回数最大160回
返済方式元利定額返済方式

アコム借換え専用ローンは借り換え特化の金融商品

アコム

消費者金融のアコムにはおまとめ専用のローンがあります。毎月の返済額を一定にできますし、利用しても家族にバレにくいシステムです。

サービス名アコム借換え専用ローン
金利7.7~18.0%
限度額1~300万円
総量規制以上の借入
OK
返済期間最長13年7ヵ月
返済回数最大146回
返済方式元利均等返済方式

中央リテールはおまとめローン専門の消費者金融

中央リテール

中央リテールは、おまとめローン専用の消費者金融です。おまとめローン専門でスムーズに利用できますし、申し込みから最短2時間で審査が完了します。そして、総量規制以上の借入も可能です。

サービス名中央リテール
金利10.95〜13.0%
限度額1~500万円
総量規制以上の借入
NG
返済期間最長10年
返済回数最大120回
返済方式元利均等方式

ノーローンのおまとめローンかりかエールは借り換え専用

ノーローンのおまとめローンかりかエール

ノーローンのかりかエールはおまとめ専用のローンです。返済によってポイントが貯まりますし、総量規制以上の借入が可能で最大400万円まで対応しています。

サービス名ノーローンのおまとめローンかりかエール
金利12.0~18.0%
限度額10~400万円
総量規制以上の借入
OK
返済期間最長8年間
返済回数最大96回
返済方式元利均等方式

おすすめのおまとめローンは低金利が魅力的な銀行系

続いて、おまとめローンに利用できる銀行系の金融商品をご紹介します。

それでは1つずつ解説していきます。

楽天銀行スーパーローンはポイントが貰える

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行のカードローンは、金利が半額になるキャンペーンも行われているカードローンです。Webから24時間365日申し込めるので、来店不要ですし、総量規制以上の借入が可能ですのでまとまった金額の借入れもできます。

サービス名楽天銀行スーパーローン
金利1.9〜14.5%
限度額10〜800万円
総量規制以上の借入OK
返済期間1年ごとに
自動更新
返済回数
返済方式残高スライドリボルビング返済方式D

ろうきんのおまとめローンは構成員なら低金利で利用可能

ろうきんのおまとめローン

ろうきんのおまとめローンは、完済時の年齢が76歳までであれば申し込みができます。5.0%の低金利で総量規制以上の借入が可能です。

サービス名ろうきんのおまとめローンアシスト500
金利5.0%
限度額最大500万円
総量規制以上の借入
OK
返済期間最長10年
返済回数最大120回
返済方式元利均等毎月返済、元利均等加算併用返済

ろうきんは全国にあるのですが、居住地によって利用できるろうきんが決まっています。以下の表に金利などをまとめましたので、自分が住んでいる地域のろうきんを利用しましょう。

北海道労働金庫 4.9〜5.7%1,000万円北海道
新潟県労働金庫6.2〜9.8%最大300万円新潟県
中央労働金庫5.825〜7.5%不明茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県
長野県労働金庫2.7〜5.1%最大500万円長野県
静岡県労働金庫2.5〜3.7%最高1,000万円静岡県
東海労働金庫3.3〜4.3%最高1,000万円愛知県、岐阜県、三重県
北陸労働金庫7.70%最高1,000万円富山県、石川県、福島県
近畿労働金庫3.9〜5.5%100〜500万円滋賀県、奈良県、京都府、大阪府、和歌山県、兵庫県
中国労働金庫2.5〜5.0%最大2,000万円鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
四国労働金庫5.1%50〜500万円徳島県、香川県、愛媛県、高知県
九州労働金庫3.9〜5.5%100〜500万円福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
沖縄県労働金庫3.8〜9.8%10〜500万円沖縄県

信用金庫のおまとめローン「リンク」は地域密着型

信用金庫のおまとめローン「リンク」

信用金庫にもおまとめローンがあります。リンクは、契約から6ヶ月間の返済据置期間があるため返済の計画を立てやすく余裕がない人におすすめです。こちらのローンも総量規制以上の借入が可能となっています。

サービス名信用金庫のおまとめローン「リンク」
金利7.0〜11.0%
限度額最大500万円
総量規制以上の借入
OK
返済期間3ヵ月以上10年以内
返済回数最大120回
返済方式元利均等返済、元金均等返済

信用金庫もろうきんと同じように住んでいる地域によって、利用できる信用金庫が異なります。

他地域の場合は利用ができませんので、下記の表で自分が住んでいる地域にある信用金庫の利用をしてください。

多摩信用金庫7.0〜11.0%最大500万円
のと共栄信用金庫7.5〜13.5%10〜500万円
大阪信用金庫9.8〜13.8%10〜500万円
碧海信用金庫4.0〜12.0%最大500万円
しまね信用金庫14.5%10〜300万円
高松信用金庫4.5~14.5%最大1,000万円
飯田信用金庫9.8~14.5%10〜500万円
日本海信用金庫14.0〜14.5%最大500万円
しまなみ信用金庫15.0%最大300万円
甲府信用金庫9.8〜13.8%10〜500万円

東京スター銀行のスターワン乗り換えローンはおまとめに強いネット銀行

東京スター銀行のスターワン乗り換えローン

東京スター銀行はおまとめローンにも強いネット銀行です。勤続年数が1年未満でも利用できますし、最大1000万円の融資も可能です。
ただし、年収200万円以上ないと利用できないので注意されてください。

サービス名東京スター銀行のスターワン乗り換えローン
金利9.8〜14.6%
限度額30~1,000万円
総量規制以上の借入
OK
返済期間最長10年
返済回数最大120回
返済方式元利均等月賦返済

三井住友銀行カードのカードローンはおまとめに利用可能

三井住友銀行カードのカードローン

三井住友カードのカードローンは、最小金利が年率1.5%と低い設定です。最大金利でも年率15%と負担が少なくおまとめローンとして魅力があります。また、返済を続けると金利を引き下げてもらえるというシステムです。

サービス名三井住友カードのカードローン
金利1.5~15.0%
限度額最大900万円
総量規制以上の借入
NG
返済期間最長15年1ヵ月
返済回数最大181回
返済方式元金定額返済方式

auじぶん銀行カードローンの借り換えコース

auじぶん銀行カードローン

auじぶん銀行カードローンはネット銀行ならではの低金利が魅力です。金利優遇サービスはauユーザーのにみありますか、申し込みはauユーザー以外でも可能です。

サービス名auじぶん銀行カードローンの借り換えコース
金利1.48~17.5%
限度額10〜800万円
総量規制以上の借入
NG
返済期間 1年ごとに自動更新
返済回数
返済方式
残高スライドリボルビング方式

みずほ銀行カードローンは住宅ローンと併用で低金利

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行のカードローンは、ATMで任意返済が可能です。大手メガバンクという安心感もありますし、みずほ銀行の住宅ローンを利用している場合は金利が年0.5%引き下げられます。

サービス名みすぼ銀行
金利2.0%~14.0%
限度額10〜800万円
総量規制以上の借入OK
返済期間1年ごとに自動更新
返済回数
返済方式残高スライド方式

JCB CARD 借り入れローンは少額の方におすすめ

JCB CARD 借り入れローン

JCB CARD 借り入れローンは、少額の借入れが特におすすめです。ボーナス併用払いも利用できます。

商品名JCB CARD 借り入れローン
金利4.4%~12.5%
総量規制以上の借入 
返済期間約12年
返済回数145回
返済方式残高スライド型元利定額返済、元利定額返済方式、ボーナス併用払い

おまとめローンおすすめの選び方!失敗しない方法を解説

おまとめローンを検討しているけれどどこがいいのかわからない…選び方がわからない…という方もいらっしゃるかもしれません。
まとまった金額を借り入れることになるおまとめローンですから、選び方を間違えたくはありませんよね。
ここでは、おまとめローンの選び方や審査についての情報をお届けします。

 返済シュミレーションして借入額が減るかを確認する

おまとめローンを検討しているのであれば、まずは返済シュミレーションをしてみましょう。
どのくらい毎月の返済額が減るのかをシュミレーションで確認しておくことはとっても大切です。

おまとめローンの目的は「返済額を減らすこと」「計画的に返済すること」ですから、まずはシュミレーションをしましょう。

1番重要なことは現在抱えている借入額の金利と比較すること

おまとめローンを利用する最大の目的は多くの場合「返済額を減らすこと」つまり、金利を安くして毎月の返済を楽にすることです。

金利がやすくなれば同じ借入額で同じ返済期間でも以下のように変わります。

おまとめローンの金利が今、お金を借りている金利より低いかは必ずチェックしましょう。

おまとめローン使用前おまとめローン使用後
金利:18%金利:8%
総借入額 300万円総借入額 300万円
返済期間 10年返済期間 10年
毎月の返済額 54,056円毎月の返済額 36,398円

毎月の返済日がキツキツなら即日融資のおまとめローン

毎月の返済日が大変…なら、即日融資ができるおまとめローンの利用もできます。銀行系で即日融資はほとんどありませんが、消費者金融系のおまとめローンなら最短で即日融資ができるところもあります。

プロミス実質年利4.5〜17.8%   借入限度額500万円  最短30分
SMBCモビット実質年利3.0〜18.0% 借入限度額500万円  最短即日※
アイフル実質年利3.0~18.0% 借入限度額800万円  最短即日
中央リテール おまとめローン実質年利10.95〜13.00% 借入限度額500万円  最短即日

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

利息だけが増え続けて悩んでいるなら固定金利型のおまとめローン

利息が増えてしまって、いくら払ってもなかなか元金が減らないという場合は、固定金利型のおまとめローンの利用も検討しましょう。

固定金利とは、金利がずっと変わらないローンのことです。変動金利と固定金利の利率を比較してみるとこんな感じになります。

三井住友カード カードローン実質年率1.500% ~ 14.400%
固定金利
SMBCモビットモビットカードローン実質年率3.000% ~ 18.000%
固定金利
きらぼし銀行Web完結型フリーローン実質年率1.700% ~ 13.800%
固定金利
オリックス・クレジットORIX MONEY実質年率2.900% ~ 17.800%
固定金利
東京スター銀行スター不動産担保ローン
実質年率0.850% ~ 7.850%
変動金利
福岡銀行のフリーローン
実質年率3.900% ~ 14.000%
変動金利

このように固定金利の方が年利は高いのですが、変動金利の場合は、様々な要因で金利が変わる可能性があります。その一方で、固定金利はずっと一定の金利ですから、返済のプランが立てやすくなります。

おまとめローンの審査は決して甘くない

おまとめローンも当然ですが審査があります。
審査なしでお金を借りられることはまずありません。ましてや、おまとめローンは金額が高くなりやすいため金融機関の審査もかなり慎重になります。

金融機関にとっては、この審査はかなり大切なプロセスとなります。金融機関も不良債権をつくるわけには行きませんから審査は決して甘くありません。

返済能力についての話について

審査で重要なのが返済能力です。働いているのか収入があるのか…貸したお金を返してもらえるだけの能力があるかを銀行も消費者金融も審査します。

年収や勤続年数、他の借入額など様々な要素で「返済能力」を判断します。返済能力がないと判断されれば、審査落ちしてしまうことになります。

そして、返済能力に関しては総量規制の問題もあります。

総量規制とは、法律で定められたルールで年収の1/3以上の貸付ができないというものです。これは、返済能力以上の貸付をしないようにするためにできた法律のルールです。

つまり年収が1500万円の場合は、500万円までの融資となります。ただし、総量規制には例外があります。

総量規制の例外

  1. 顧客に一方的に有利となる借換え
  2. 借入残高を段階的に減少させるための借換え
  3. 顧客やその親族などの緊急に必要と認められる医療費を支払うための資金の貸付け
  4. 社会通念上 緊急に必要と認められる費用を支払うための資金(10万円以下、3か月以内の返済などが要件)の貸付け
  5. 配偶者と併せた年収3分の1以下の貸付け(配偶者の同意が必要)
  6. 個人事業者に対する貸付け(事業計画、収支計画、資金計画により、返済能力を超えないと認められる場合)
  7. 新たに事業を営む個人事業者に対する貸付け(要件は、上記⑥と同様。)
  8. 預金取扱金融機関からの貸付けを受けるまでの「つなぎ資金」に係る貸付け(貸付けが行われることが確実であることが確認でき、1か月以内の返済であることが要件)

引用:総量規制が適用されない場合について【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会

おまとめローンの中には、この総量規制対象外になっているものもあります。

総量規制の対象外になっているおまとめローンであれば、年収の1/3を超える借入れも可能です。

延滞についてのお話について

おまとめローンの審査では、信用情報機関の情報を元に「他の借入での遅滞がないか」を調べられます。

今借りているローンの延滞がある場合などは、審査にとってはマイナス要素と言わざるを得ません。

延滞しているということは、返済能力がない…あるいは、お金にルーズな人だと思われてしまう可能性が高いと言うことです。

日本には3つの信用情報機関があります。

  1. 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  2. 日本信用情報機構(JICC)
  3. 全国銀行個人信用情報センター(JBA)

上記の情報機関は、それぞれ個人の金融に関する情報を保管しており、支払いの延滞情報もこれに含まれています。

もちろん、過去に1度だけ支払いが遅れたことがあったという程度であれば大きな問題にはなりません。ですが、何度も何度も支払いの遅延がある場合は、審査通過が難しくなる可能性もあります。

おまとめローンの審査では、クレジットカード・銀行取引・消費者金融・ローンなどの遅滞履歴がすべて閲覧されます。

任意整理は完済から約5年、個人再生は約5~10年そして、自己破産の場合は約5~10年この間はおまとめローンの審査は難しいと言わざるを得ません。

金融機関に残る延滞履歴についての話

先ほどご紹介した、信用情報機関のデータだけではなく、金融機関に残っている過去の遅延の履歴が問題になることもあります。

過去の履歴がどのくらい保存されるかは、各金融機関ごとに異なりますし外部にその情報が出ることはありません。ですが、もしおまとめローンの利用をしたい金融機関や消費者金融で過去に遅滞があるという場合には、そのときの履歴が消えていない可能性も考慮しましょう。
信用情報機関なら、一定期間で情報は削除されますが、金融機関にのこる情報に関しては調べる方法もないため、注意が必要です。

おまとめローンを利用して一本化する際の注意点

おまとめローンは、複数の借金を一本化して返済を楽に、そして、計画的にできるようにするというのが目的です。メリットもたくさんありますが、デメリットや注意点もありますのでご紹介してきました。

これまで出来ていた借り直し・繰り返し利用が出来なくなる

おまとめローンを利用した場合、原則としてこれまでのように「借りたリ返したり」を繰り返すことはできなくなります。おまとめローンを申し込んだ場合には、他のローンを解約するケースが多いからです。これは総量規制との兼ね合いもあります。今までは借りたり返したりでなんとか乗り切っていたという人は、おまとめローンの利用を期に「返済すること」に重きをおいていくことになります。

安易に一本化すると、かえって総支払額が高くなる恐れも

おまとめローンの利用で一本化した場合には、総支払額が高くなってしまうケースもあります。おまとめローンの金利が今、借りているローンの金利より高い場合はおまとめをすることで金利の支払い分が増えてしまうのです。

300万円を10年返済で利用している場合を想定してみましょう。おまとめローンの金利が17パーセントで、おまとめ利用前のカードローンの金利の平均が17.8パーセントの場合

おまとめローン利用前おまとめローン利用後
毎月52,139円 総支払額 6256680円毎月 53,670円 総支払額 6440400円

このように、0.8パーセントの金利の差でも183720円もの違いになってしまいます。おまとめローンで1本化することで、支払いがシンプルになるというのは事実ですが、おまとめローンの金利の方が高い場合は、総支払額が増えてしまいます。

また、総支払額が増えなくても、おまとめローンの返済期間を短くすると毎月の支払額が増えるケースもあります。

審査通過するために収入証明証は必須!事前に用意する

おまとめローンの審査では、収入証明が必要です。収入証明とは

正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイト給与明細書(現在のお勤め先で発行された直近の連続2ヶ月分)・納税通知書(収入額の記載がある最新発行のもの)・源泉徴収票・課税証明書
個人事業主、フリーランス納税通知書・確定申告書・支払調書・課税証明書
年金受給者納税通知書(収入額の記載がある最新発行のもの)・年金証書・年金通知書・課税証明書

です。おまとめローンの審査で収入証明がいらないというケースはあまりありませんので、スピーディーな審査のためにも収入証明は事前に用意しておいた方がいいでしょう。

収入証明は、勤務先や市区町村役場など種類によって発行できる場所が異なります。事前に準備をしておけば、おまとめローンな審査も早くなります。今借りているローンの金利は審査を受けている間もかかってきていますので、早く審査を終了させたいという場合は、特に、収入証明は先に用意してください。

他にも、本人確認の書類なと(運転免許証・パスポートなど)も必要になりますので、用意しておかれてください。

おまとめローンに関するよくある質問

ここまでおまとめローンについてご紹介してきましたが、おまとめローンに関するよくある質問にお答えしたいと思います。

Q
おまとめローンをすると必ず返済が楽になりますか?
A

おまとめローンの利用で必ず返済が楽になるというわけではありません。おまとめローンの利用をしても今借りているローンの金利よりおまとめローンの金利の方が高い場合は、返済で支払う総額は多くなってしまいます。

また、金利が低くなる場合でも、おまとめローンの返済期間を短く設定してしまうと毎月の支払額の負担は大きくなります。おまとめローンの目的は、金利を低くして総支払額を減らすこと。そして、毎月の支払額を減らすことです。計画的な返済のためには、金利と返済期間にスポットを当ててしっかりとシミュレーションをすることが大切です。

おまとめローンならなんでもいいのではなく、今の金利や返済期間を考えて利用するおまとめローンを選びましょう。

Q
おまとめローンの審査に落ちたらどうしたらいい?
A

おまとめローンの審査は厳しいので、審査落ちしてしまうこともあります。審査に落ちてしまった場合は「他のおまとめローンの申し込む」「債務整理を検討する」という方法があります。まず、別のおまとめローンに申し込んでみる場合ですが、短期間に複数のローンに申し込みをすると信用情報機関に情報が残ってしまうことがあります。ですので、手当たり次第に申し込むのではなく厳選して2回目の申し込みを検討されてください。

そして、債務整理という方法もあります。おまとめローンの審査に落ちてしまった場合、すでに多重債務で収入以上の借入れをしている可能性もあります。そのような場合は、他のローンの審査も難しいと言わざるを得ませんのて、債務整理などの方法で債務をなくすというのも選択肢として有効です。

監修者:塚越 一央

<資格> 1級ファイナンシャル・プランニング技能士 CFPⓇ  社会保険労務士

<略歴>塚越FP社労士事務所代表。 東京都立大学法学部を卒業後、大手都市銀行及び銀行系のシンクタンクに41年間勤務し、定年退職を機に1級ファイナンシャル・プランニング技能士及び社会保険労務士のダブルライセンスで「塚越FP社労士事務所」を立ち上げ、現在に至る。 日本FP協会東京支部主催の「神保町FPフォーラム」に参加し、相続のセミナー講師及び相談員を務める。また、外部メディアへの記事執筆や監修、コンサルティング業務を手掛ける。

経営理念 「お客様に喜んでいただき、信頼される仕事を目指します」

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