リボ払いがやばい理由を分かりやすく解説

クレジットカードを利用するときにはリボ払いに注意しなければなりません。

毎月の支払額が一定になるのは確かに魅力的ではありますが、上手に使わないと支払いが長期化して利息が膨らむという悪い状況に追い込まれてしまいます。

よくネットの口コミなどに「リボ払いはやばい」「リボ払いが終わらなくて地獄を見た」といった声もあるので、イメージとして良くないと思っている人もいるでしょう。

そこで今回はリボ払いがやばいと言われる理由について詳しく解説していきます。

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リボ払いが『やばい』『詰む』といわれる理由

理由の画像

リボ払いがやばいと言われる理由としては主に以下の6つが挙げられます。

  • 利息が高くて元金が減らないことがある
  • 毎月の返済金額が低い設定だと元金が全然減らない
  • 元からリボ払い設定になっていて気付かないケースがある
  • リボ払いにすると借金している感覚がなくなるリスクあり
  • クレジットカードやカードローンを繰り返し利用してしまいやすい
  • 元からリボ払い設定になっていて気付かないケースがある

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

利息が高くて元金が減らないことがある

返済額と利息についての説明をする画像

リボ払いには年利15%程度の手数料が設定されており、支払いが長期化することで利息が膨らむというデメリットがあります。

カードローンの上限金利が15~18%程度であることを考えると、クレジットカードなのに非常に高い手数料であることがわかります。

特に、リボ払いは毎月の支払い額を一定にするため、元金がなかなか減らずに手数料ばかりが嵩んでしまいます。

残高が高額になっている中で毎月の支払額が低く設定されていると、利息のせいで元金がなかなか減らないという状況も発生します。

毎月の支払額が一定になるのは確かに便利ですが、手数料のことを考えるとあまり長引かせない方がいい支払い方法です。

毎月の返済金額が低い設定だと元金が全然減らない

三角の画像

毎月の返済金額を低く設定していると元金がなかなか減らずに返済期間が長期化してしまいます。

例えば、元金が10万円で毎月5000円を返済する場合、元金のみの返済だけでも20ヶ月もかかってしまいます。

それに利息も加わるので本来の返済期間はもっと長くなるでしょう。

さらに、返済期間中もクレジットカードでのお買い物は当然するはずなので、元金は減らないまま高い手数料を支払続ける形になってしまいます。

返済期間が長期化すると元金の半分程度が手数料になることもあるので注意してください。

リボ払いの支払い方式。実際に必要な支払いはこうなる

必要な金額の画像

では、具体的にリボ払いを利用するとどのような支払いになるのか具体的にシミュレーションしていきます。

今回のシミュレーションでは以下のような条件で行っていきます。

利用日2023年2月1日
お支払い元金(合計)300,000円
お支払い手数料(合計)113,566円
手数料率(実質年率)15.00%
月々の支払い金額5,000円
お支払い合計金額413,566円(内手数料 113,566円)

毎月の支払いの内訳については以下の通りです。

お支払月お支払い
金額(円)
内手数料
(円)
内お支払い元金(円)お支払い後
残高(円)
2023年3月7,8352,8355,000295,000
2023年4月8,7583,7585,000290,000
2023年5月8,5753,5755,000285,000
2023年6月8,6303,6305,000280,000
2023年7月8,4523,4525,000275,000
2023年8月8,5033,5035,000270,000
2023年9月8,4393,4395,000265,000
2023年10月8,2673,2675,000260,000
2023年11月8,3123,3125,000255,000
2023年12月8,1433,1435,000250,000
2024年1月8,1843,1845,000245,000
2024年2月8,1123,1125,000240,000
2024年3月7,8522,8525,000235,000
2024年4月7,9852,9855,000230,000
2024年5月7,8272,8275,000225,000
2024年6月7,8582,8585,000220,000
2024年7月7,7042,7045,000215,000
2024年8月7,7312,7315,000210,000
2024年9月7,6682,6685,000205,000
2024年10月7,5202,5205,000200,000
2024年11月7,5402,5405,000195,000
2024年12月7,3972,3975,000190,000
2025年1月7,4132,4135,000185,000
2025年2月7,3562,3565,000180,000
2025年3月7,0712,0715,000175,000
2025年4月7,2292,2295,000170,000
2025年5月7,0952,0955,000165,000
2025年6月7,1022,1025,000160,000
2025年7月6,9721,9725,000155,000
2025年8月6,9741,9745,000150,000
2025年9月6,9101,9105,000145,000
2025年10月6,7871,7875,000140,000
2025年11月6,7831,7835,000135,000
2025年12月6,6641,6645,000130,000
2026年1月6,6561,6565,000125,000
2026年2月6,5921,5925,000120,000
2026年3月6,3801,3805,000115,000
2026年4月6,4651,4655,000110,000
2026年5月6,3561,3565,000105,000
2026年6月6,3371,3375,000100,000
2026年7月6,2321,2325,00095,000
2026年8月6,2101,2105,00090,000
2026年9月6,1461,1465,00085,000
2026年10月6,0471,0475,00080,000
2026年11月6,0191,0195,00075,000
2026年12月5,9249245,00070,000
2027年1月5,8918915,00065,000
2027年2月5,8288285,00060,000
2027年3月5,6906905,00055,000
2027年4月5,7007005,00050,000
2027年5月5,6166165,00045,000
2027年6月5,5735735,00040,000
2027年7月5,4934935,00035,000
2027年8月5,4454455,00030,000
2027年9月5,3823825,00025,000
2027年10月5,3083085,00020,000
2027年11月5,2542545,00015,000
2027年12月5,1841845,00010,000
2028年1月5,1271275,0005,000
2028年2月5,063635,0000

30万円の返済をするのに約5年もかかってしますし、手数料だけで元金の1/3以上に膨らんでいるのがわかります。

このようにリボ払いを利用すると手数料が膨らんで負担が大きくなるのでやばいと言われています。

リボ払いにすると借金している感覚がなくなるリスクあり

リボ払いは毎月の支払額が一定になる支払い方法なので、お金を使っている感覚が薄れやすい傾向にあります。

どれだけ使っても毎月の支払額が一定なので、お買い物をするのに躊躇がなくなってしまいます。

しかし、クレジットカードには利用限度額が設定されているので、どれだけ使っても一定額に達したら、それ以上はつかえなくなりますし、それ以降は返済を続けていくのみになります。

返済時は高額な手数料によってなかなか元金が減らずに、完済するまで膨大な時間がかかってしまいます。

クレジットカードやカードローンを繰り返し利用してしまいやすい

機械の画像

リボ払いを利用していると悪い意味で借金をすることに抵抗がなくなってしまうため、キャッシングやカードローンなどにも手を出してしまうことがあります。

リボ払いの使いすぎてクレジットカードの利用限度額がいっぱいになったのを補うために、カードローンで現金を借りるようになってしまうと、より借金が膨らんでしまいます。

リボ払いを使いすぎたことがきっかけで債務整理をする方もいます。

債務整理をした場合しばらくクレジットカードを新規で作れなくなるので、そうならないようにお財布事情を管理しなければいけません。債務整理後にクレジットカードは作れるの?いつから出来る?

元からリボ払い設定になっていて気付かないケースがある

クレジットカードによっては最初から支払い方法がリボ払いになっていることがあるので注意してください。

申し込みの段階で支払い方法をリボ払いをする設定にしていたり、カード会社の支払い方法がリボ払いにしか対応していなかったりします。

何も知らないままリボ払いを使っていると知らない間に手数料が膨らんでいく可能性があります。

カード発行時に支払い方法がどのようになっているか必ず確認するようにしてください。

リボ払いには欠点がある

見るべきポイントの画像

リボ払いのデメリットには以下のデメリットがあります。

  • 手数料が高額で利息が膨らむ
  • 支払い期間が長期化する

先ほど解説したように、毎月の支払額が一定になることで返済期間が長期化して、その分高額な手数料がかかってしまいます。

最終的な支払い総額が元金と利息によって想像以上に膨らんでしまうので注意が必要です。

リボ払いにはメリットもある

メリットの説明画像

リボ払いにはメリットもあるので把握しておきましょう。

  • 毎月の支払額を一定にすれば収支が安定する
  • 支払額の調整もできる

毎月の利用金額に関わらず支払額が一定になるため、収支のバランスは安定しやすいのが特徴です。

使いすぎた月があっても支払額は一定なので、手元の現金がなくなるなどの状況にはなりにくいです。

また、支払い期間や元金によって毎月の支払額を調整したり、一括で支払ったりといった調整もできるので、適宜コントロールするのが大切です。

リボ払いに向いている人とやばくなりやすい人

向いている人と向いていない人の画像

リボ払いが向いている人は「お金の管理をきちんとしている人」です。

何も考えずにリボ払いを使っていると、支払い期間が長期化するだけですぐに利息が膨らんでしまいます。

リボ払いの使い所を意識して使えば利息も増やしすぎずに収支のバランスを整えながら使うこともできるでしょう。

例えば、今買いたい商品があったとしてリボ払いで購入して毎月1万円ずつ返済をしながら、ボーナスがきたタイミングで一括で支払えば利息は最低限で抑えられるでしょう。

このようにリボ払いはできるだけ支払いを長期化させないことが重要なので、支出をきちんと把握しながら余裕のあるときに一括返済するのがおすすめです。

リボ払いで家計簿がやばい!どうすればいい?

解決策の選択肢の画像

リボ払いを使いすぎてやばい状況に陥った場合の対処法としては以下の3つが挙げられます。

  • 繰り返しの利用防止でクレジットカードやローンカードを停止する
  • 一括や毎月の返済額アップで繰り上げ完済
  • 弁護士が解決できる!リボ払いの督促が来ているなら早めに相談

では、1つずつ詳しくみていきましょう。

繰り返しの利用防止でクレジットカードやローンカードを停止する

カードの画像

リボ払いでやばい状況に陥った場合には、とりあえずそれ以上クレジットカードを利用しないようにしてください。

クレジットカードの利用を停止して返済に集中するようにしなければなりません。

クレジットカードが使えてしまうとついつい使ってしまい元金が減るスピードが遅くなってしまいます。

まずは繰り返しの利用を防止するためにクレジットカードの利用を停止しましょう。

一括や毎月の返済額アップで繰り上げ完済

矢印の画像

できるだけ早く返済を終えるためには、一括返済でまとまった金額を一度に支払うか、月々の返済額を上げて返済ペースを上げるといった方法が挙げられます。

ボーナスが出た月など収入に余裕が出たタイミングで一括返済をすれば、リボ払いを長期化させずに済むでしょう。

収入に余裕があるようであれば毎月の返済額をアップすることで、完済までかかる期間を短くして手数料を抑えられます。

弁護士が解決できる!リボ払いの督促が来ているなら早めに相談

債務整理の種類の画像

リボ払いで返済が苦しいときには弁護士に相談するのもおすすめです。

弁護士に相談をして債務整理をすれば、借金の負担を減らすことができるでしょう。

主な債務整理の方法には以下の4つがあります。

債務整理の方法主な内容メリットデメリット
任意整理裁判所を介さずに債権者と相談することで利息カットや返済期日の延滞を目指し、実現可能な完済および生活の立て直しプランを目指す①直接の取立てや催促の連絡がなくなる
②裁判所を通さないため、柔軟な手続きも期待できる
③成功すれば返済額が減り、将来に見通しが持てる
①信用情報機関のブラックリストに載ってしまうおそれが考えられる
②裁判所の命令のような強制力がない
③返済額が0になるわけではない
自己破産裁判所を通じて債務を免除してもらうための手続きで、全ての債務を負う必要がなくなるが、財産の一部を失う①成功すれば借金が帳消しになる
②自己破産後の収入は自由に使うことができる
③自己破産してもある程度の財産は手元に残すことができる
①家や車などの一定以上価値のある財産は没収
②保証人や連帯保証人に支払義務が移る
③信用情報機関のブラックリストに載ってしまう
個人再生裁判所を通じて債務の減額や返済機関の長期化をするための手続きで、減額後は原則3年以内での返済が必要。借金が1/5程度に減額されることが多い①借金の減額が期待できる
②家を手放さなくても良い場合もある
③就業の制限がなく、基本的に仕事が続けられる
①利用できるのは債務の総額が5,000万円を超えない場合のみ
②収入がある人しか申請できない
③保証人、連帯保証人に支払義務が移る
特定調停簡易裁判所の仲介を経た上で債権者と債務者が話し合いを行う。債務者が書類や手続きの準備をする。①借金が減額が期待できる
②自分主体で手続ができる
③財産を没収される心配がない
①自分の希望どおりの結果になる保証はない
②手続の準備が大変
③調停が成立しなかった場合、他の手続に移行

では、リボ払いで主に使われる債務整理について詳しくみていきましょう。

1、膨れ上がってしまったなら債務整理

任意整理は法律事務所などを通じて債権者と相談をして、利息のカットや返済期日の延滞を実現するための手続きです。

リボ払いで手数料が膨らんでいる場合には、任意整理によって手数料を減らしてできるだけ元金のみを支払う形にすると現実的に完済が見えてくるでしょう。

2、今後も清算できないなら自己破産など

どう頑張っても精算ができないようであれば自己破産という方法も検討してください。

自己破産をすれば債務が全て免除されるので、手続き後は返済をせずに済みます

デメリットもありますが、借金をリセットして再スタートするための手続きなのでやばいときには検討してください。

リボ払いについてよくある質問

よくある質問の画像

リボ払いに関するよくある質問をまとめました。

ここまでの内容で気になる部分があった人は参考にしてみてください。

リボ払いはなぜ規制されない?
貸金業の上限金利は15~20%となっているため、リボ払いの金利は法的に全く問題ありません。
リボ払いは怖い?避けたほうがいい支払い方式なの?
仕組みを知らない方や利用明細の管理をしない方にとっては状況を悪化させるだけなので避けた方がいい支払い方法です。メリット・デメリットを把握した上で上手に使えるのであれば便利な支払方法として活用できるでしょう。



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