借金の利息を計算シミュレーションアプリ 5 選

カードローンだけではなく、住宅ローンやマイカーローン、クレジットカード使用時のリボ払いなど、毎月の支払いが2件・3件と積み重なってくると、毎月どこにいくらずつ返済していて、いつ完済するかなどといった「返済計画」があいまいになってくることがあります。

形はどうであれ、これらの「借金」には必ず「利息」が発生しますから、返済額に占めている「利息」の額をしっかりとはあ把握し、元金が着実に減っていくような返済をしていかないことには、返済回数や返済総額がどんどん増えていき、遂には収入と支出のバランスが取れなくなって借金苦・返済苦…という羽目になりかねません。

そこで今回は、「利息」が占める額の把握し、返済回数・返済総額の短縮・軽減に役立つ「利息計算シミュレーションアプリ」を紹介いたします。

これらは、スムーズで効率的な借金返済の手助けになるとともに、毎月の家計管理ツールとしても利用できるため、是非最後までお見逃しなく。

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借金が減らないのは利息のせい?利息の計算法を知っておこう!

計算方法を解説している画像

数社のカードローンを同時に利用していたり、クレジットカードのリボ払いを多用している場合、「毎月きちんと返済しているのにいつまでたっても返済が終わらないし、借金もなかなか減らない…」と思っている方もおられるはずですが、その原因は返済額の一部として含まれている「利息」にあります。

ご存じの通り、カード会社やクレジット会社はまとまった額のお金を用立てる代わりに、利息(金利・手数料)を利用者から受け取ることで利益を得ていますが、この利息は以下で示した通り、その時点で残っている借入残高(クレジットカード利用残高)を基に計算されます。

利息=借入残高×金利÷365×借入日数

この「利息」のところをカード会社やクレジット会社の「利益」に置き換えるとわかりやすいですが、借入残高を多いままでキープしつつ借入日数をできる限り伸ばせば、必然的にカード会社やクレジット会社が得られる「利益」も増えてきます。

カード会社やクレジット会社の多くは、「毎月の返済金額を少なめ」に設定することにより、「借りやすさ・返済しやすさ」をアピールしていますが、実際のところは返済金額に占める元金の割合を抑えることで借入残高を長期間キープし、より多くの利息(=利益)を利用者から得るための「戦略」の1つなのです。

利息とは~利息(金利・手数料)と返済回数・返済総額との関係~

記号の画像

カード会社やクレジット会社が、そんな一見回りくどい「戦略」をとり、より利益を得ようとしているのにはそれなりの理由があります。

通常、商品やサービスにおける「利益率」は、それを提供する企業の判断に委ねられていますが、ローンやクレジットなどといったいわゆる「お金を貸し付けるサービス」に関しては、下表で示す通り「利息制限法」という法律によって利益率、つまり「利息の上限(約定利率)」が定められており、カード会社やクレジット会社はその範囲内で利息を設定しなければならないからです。

借金の元本利息制限法による上限利率
10万円未満20%
10万以上100万円未満18%
100万円以上15%

ですのでまずは、今の借金の内容を1件ずつを精査し、この「約定利率」の範囲内に収まっているか確認し、万が一上限を超える利息を取られている場合そこは間違いなく「違法業者」ですから、弁護士事務所など専門家に相談のうえ、しかるべき対応を取るべきです。

利息が高いと返済総額は増える

借金総額の画像

とはいえ、上記した「約定利率」の範囲内であれば貸し手の判断で利息は自由に設定でき、当然ながら利息が高いと同じ金額を借り同じ期間をかけて完済したとしても、完済時の「返済総額」は増えてきます。

例えば、利息18%のA社で50万円を借りて2年かけて完済した場合、利息分は「500,000×0.18÷365×730日=180,000円」となるため、「返済総額」は元金50万円を加えた「68万円」となります。

一方、利息10%のB社で同額を借り、同期間で完済した場合の利息分は「500,000×0.10÷365×730日=100,000円」と少なくなり、元金を加えた「返済総額」も「60万円」で済みます。

1件、しかも50万円を2年で返したケースでこれだけ「返済総額」に差が生じるわけですから、もっと大きな金額を複数社から長期間にわたり借り入れている場合は、返済総額にもっと大きな差が出てきます。

利息が低くても返済回数が多いと返済総額は増える

複数のカレンダーの画像

前述した、「利息が高いと返済総額が増える」という借金の仕組みは知っているため、できる限り利息の低いところを利用するようにしている…という方は多いのですが、利息の高さばかりに目が行き「返済回数の多さ」を見逃している方が多いのが問題で、実を言うとこちらの方が返済総額に出てくる差が大きい。

先ほどの例をもう一度利用させてもらうと、利息18%のA社で50万円を借り「2年」かけ完済した場合の返済総額は「68万円」でしたが、完済期間つまり返済回数が2倍に増えると、利息分は「500,000×0.18÷365×1460日=360,000円」となるため、「返済総額」は元金50万円を加えた「96万円」に激増します。

また、返済回数が多いということは、必然的に「毎月の返済金額も少なめ」だということになりますが、「きちんと毎月返済しているのになかなか借金(元金)が減らない」と悩んでいる場合、借入金額に対する返済金額設定が低すぎ、毎月の返済額の多くが金利支払い分に回されている可能性が高いと考えられます。

特に、リボ払いで最低返済金額に設定している場合や、元本が少なくなると自動的に毎月の返済額も少なくなる「残高スライド方式」のカードローンやクレジットカードを利用している場合は、返済回数が多くなりやすいので注意しましょう。

毎月いくら返しているか・いつ完済するかなどを把握することが大切!

カレンダーと時計の画像

前述してきたとおり、選んだ金融商品の利息や設定した返済回数(毎月の返済金額)によって、

毎月いくら返しているか・いつ完済するかなど返済計画や完済予定については、本当のところを言ってしまうと借り入れをする前の段階で十二分に把握・検討しておくべきですが、借りた後や利用後であってもまだまだ間に合います。

ですので、この後紹介していくおすすめの「利息計算・返済シミュレーションアプリ」をフル活用し、損をしない効率的な返済を心掛け、上手に賢くカードローンやクレジットカードを利用するようにしましょう。

実際に借金計算アプリでシミュレーションをしてみた例

スマホと文字とお札の画像

さて、今回の本題でもあるおすすめの利息計算・返済シミュレーションアプリを紹介する前に、一般的な機能を持つ借金計算アプリによる返済シミュレーション(金利10%で10万円借りた場合と100万円借りた場合、返済方式は元利均等方式)の結果(利息相当額・返済総額)をまとめてみました。

借入金額・返済回数毎月の返済額利息相当額返済総額
10万円・12回1,195円71,980円171,980円
10万円・24回917円163,959円263,959円
100万円・24回9,173円1,642,277円2,642,277円
100万円・48回8,403円3,845,493円4,845,493円


表をご覧いただけるとおわかりのように、借りた金額の大小にかかわらず、返済回数を倍(12回→24回、24回→48回)にしたからと言っても、毎月の返済金額が大きく減少する(負担が軽減される)わけではありません。

にもかかわらず、利息相当額は倍以上(71,980円→163,959円差額91,979円、1,642,277円→3,845,493円差額2,203,216円)に膨らんでしまうことを考えると、毎月の返済金額が多少増えたとしても、返済回数を減らしたほうが「断然お得」であることがよくわかります。

おすすめの利息計算・返済シミュレーション5選

文字と線の画像

今回、当サイトが使い勝手の良さや操作性・機能性などはもちろん、入手するために必要な費用を含めて借金の返済計画を立てるうえで役立つとおすすめする利息計算・返済シミュレーションアプリは、以下の5つになります。

  • ローンヘルパーLite
  • 借金返済計画・リボ払い計算
  • ローンメモ繰上
  • ローン計算 iLoan Calc
  • ローン電卓

では、さっそく1つずつアプリの特徴やメリットなどを紹介していきましょう。

収入と借金のバランスがわかりやすい!「ローンヘルパーLite」

トップバッターとして紹介する「ローンヘルパー Lite」は、既に10万人を超えるユーザーがダウンロードし、「操作が簡単で分かりやすい」「ローン担当者より早く計算できて驚いた」「いろいろなローンや返済方式に対応していて便利」などと、操作性や応用性の高さを多数口コミしている、非常に評価の高い大人気ローン計算アプリです。

電子書籍などを発行している「Digital Estate(デジタルエステイト株式会社)」という会社が2014年1月から配信しており、元々は住宅ローン計算に開発されたアプリですが、カーローン・家電購入時のクレジット返済などを3つの計算方式(元利均等・元金均等・アドオン)でシミュレーション可能です。

返済条件となる年収比率を算出する機能に加え、借入額・返済額・金利から返済に要する期間を算出したり、借入額・返済額・返済期間から利息(金利)を求めたりできる「逆算機能」を搭載しているため、収入と返済のバランスがわかりやすく、借入前の業者選抜・検討段階や効率的な返済計画の立案する際、非常に役立つアプリとなっています。

アプリ名称ローンヘルパーLite
提供会社Digital Estate(デジタルエステイト株式会社)
対応OSアンドロイド
料金無料

見える化できるので計画を立てやすい!「借金返済計画・リボ払い計算」

続いて紹介する「借金返済計画・リボ払い計算」は、糖尿病患者さん向けの血糖値記録するアプリである「シンプル血圧手帳」や、誰でも簡単に使えることを意識して作った血圧記録アプリ「シンプル血糖値ノート」など、メディアルナお役立ちアプリをリリースし多くのユーザーを集めている、「Stack3」というスマホ用アプリ開発・販売会社がリリースした利息計算・返済シミュレーションアプリです。

アプリの名前がそのまま示している通り、借金返済の計画を立てたり、クレジットカード等のリボ払いの計算に特化したつくりとなっていて、利息や返済期間などをシンプルでわかりやすいUI(ユーザーインターフェース:利用者とサービスの接点のこと)で計算できるほか、月ごとの借入金残高の返済推移をグラフや表などで簡単に「見える化」できるため、数字だけでは混乱しやすい借金の返済計画を立てやすいのが特徴です。

また、各貸金業者が公式HPなどで準備しているシミュレーターを使えば、すぐにわかる「毎月の返済額」だけではなく、元金欄と利息欄に分けて表示してくれるため、このアプリをダウンロード沿て活用すれば、それこそ血糖値や血圧を日々記録して管理するかのように、自分とご家庭の財政状態の「健康管理」を簡単・正確に把握することができるはずです。

アプリ名称借金返済計画・リボ払い計算
提供会社Stack3
対応OSiPhoneおよびiPadのApp Store
料金無料

効率的な返済をお手伝い「ローンメモ繰上」

本文中でもお伝えしたとおり、借金の返済は借入元金や利息が全く同じであっても、返済回数が増えれば返済総額も増え最終的な支出も増加するため、効率的でお得に返済をしたいのであれば、余裕があるときに「繰り上げ返済」を行い、返済回数を少なくするべきです。

ただ、利息や返済回数の計算は非常に複雑なため、やみくもに繰り上げ返済しても思ったような効果(返済総額の現象や返済期間の短縮)が出ないこともありますし、無理な繰り上げ返済を行って収入と支出のバランスを崩してしまった場合、無理がたたって返済延滞などの窮地に追い込まれてしまう…、なんてこともあり得ます。

そんな方におすすめしたいのがこの「ローンメモ繰上」で、ボーナスが出たから余計に返済したらいくらぐらい返済総額が下がるのかなどといった、面倒な繰り上げ前後で変わってくる返済回数や返済総額の計算を簡単に行ってくれるため、効率的で無理のない返済を力強くそしてわかりやすくサポートしてくれます。

また、すぐに繰り上げ返済するパターンだけではなく、「来年昇給した時繰り上げ返済したらどうなるだろう。」なんてケースでも、繰り上げ返済のパターンを最大5つまで保存・見比べることができるため、長期的・将来的に返済計画を立てながら、収入UPや支出の削減策を練るときにも非常に役立ってくれます。

アプリ名称ローンメモ繰上
提供会社(提供者)Kouhei Yamamoto
対応OSiPhone:iOS 10.3以降
iPad:iPadOS 10.3以降
iPod touch:iOS 10.3以降
料金無料

結果を共有できるので家族会議などにも便利!「ローン計算 iLoan Calc」

スマホの画像

精度・多様性・操作性共に高く、計算が複雑で借金返済計画を立てるのに苦労をしている一般ユーザーはもちろんのこと、住宅や土地・駐車場などの不動産や自動車を取り扱う営業マンの間でも利用者が多いローン計算アプリがこの「ローン計算 iLoan Calc」で、ダウンロードに650円が必要な有償アプリでありながら、PhoneおよびiPad用のアプリを多数品揃えしているApp Store内の「ファンナンス」部門で第3位につけています。

元々は、住宅ローンの系統に用いるため開発されたアプリですが、金利タイプを変動・固定・段階式固定から選べるうえ、返済方式も一般的なローン返済によく採用されている「元利均等」に対応しているため、カードローンの返済計画を立てるのにも役立ちます。

また、借り入れ条件や繰り上げ返済などの追加条件に即した返済の試算結果をすべてワンタッチで保存できるうえ、保存したデータを折れ線グラフや棒グラフに変換・表示し比較したり、CSVやPDF出力して家族観などで共有することも可能なので、麻衣保^無やマイカー購入時の家族会議の資料として利用することもできます。

アプリ名称ローン計算 iLoan Calc
提供会社(提供者)Natsu
対応OSiPhone:iOS 10.3以降
iPad:iPadOS 10.3以降
iPod touch:iOS 10.3以降
料金¥650

返済時はもちろんローン検討ツールとしても便利「ローン電卓」

最後に紹介する「ローン電卓」は、利息計算・返済シミュレーション専用のアプリケーションというより、電卓アプリに借入額・年利率・返済月数・支払回数などを入力すると、総支払額や総利息額を計算する機能がついているといったところですが、。Enterキーを押すことによって条件の異なる様々な計算結果をワンタッチで切り替えできます。

そのため、カードローンなどの利用前の商品・サービス選びや、借り入れ後の返済計画の立案に役立つうえ、15桁表示で四則演算やパーセント計算、メモリー計算や税計算など通常の電卓アプリとしての機能も充実しているため、家計簿の基調や普段のお買い物など日常的な家計管理ツールとしてや、ビジネスシーンでも十分利用できるスペックと言えます。

また、ローンや借金計算アプリは、性格上画面構成が何かとごちゃごちゃしていることも多く、中には「返済」とか「利息」などといった借金を連想するワードが一目瞭然であるケースもありますが、このローン電卓はその名の通り基本があくまでも「電卓アプリ」で見た目はまるっきり電卓そのものであるため、打ち込んでいる様子を万が一他人に見られたとしても、それが借金の計算だとわかってしまう心配があまりないのもメリットと言えます。

アプリ名称ローン電卓
提供会社S.Matsumoto
対応OSiOS・Android
料金iOS:650円・サイズ:8.1 MB
Android:480円・サイズ:1.1M
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